◯既設扉の問題点
鍵ケースが扉の下側についており、施開錠の際に屈んだり、膝を折ったりする必要があり、
足腰に負担が掛かっておりました。
◯問題点の解消
シリンダーICロックもそのまま設置した場合は同じ姿勢で施開錠しなければなりませんが、
今回は特別加工を施し、施主様が無理な姿勢をせず鍵を操作できるようにしております。
◯問題点を解消する特別加工法
①通常、製品本体は横向きに設置できませんが、特殊なシャフトを使用し室内側本体を
90度横向きに設置しております。
②室内側本体部と室外側リーダー部を繋ぐコードは短く、通常は室内側本体の近傍にしか
設置できませんが、当該コードを延長加工し、室外側リーダー部を扉の中程に設置して
おります。
※これにより、体を屈めたり、膝を折ったりすることなく、そのままの姿勢でカードを
かざせば施開錠することが可能となります。
③室内側からの施開錠につきましても、通常は室内側本体部にあるスイッチを押さなけれ
ば施開錠できませんが、扉中程にスイッチを設けております。
※これにより、室外側の操作と同じく、体を屈めたり、膝を折ったりすることなく、
そのままの姿勢でスイッチを押せば施開錠することが可能となります。
◯既設扉の問題点
ご高齢のご家族様が、鍵穴に鍵を差し込むことに難儀され、特にダブルロックであるため、
下側の鍵の操作がしにくい。
◯問題点の解消
既設の扉はダブルロック錠となっておりますことから、上側にシリンダーICロック、下側に
ダブルロックユニットを設置致しました。これにより、上側のシリンダーICロックにカードを
一回かざせば、上下の鍵が同時に開錠するようになります。
※胸の高さにある室外側リーダー部にカードをかざすだけですので、ご高齢者様でも
難なく施開錠することがきでますし、一度カードをカードをかざせば上の鍵の下の鍵も
同時に施開錠しますので、煩わしくありません。
◯問題点を解消する加工
シリンダーICロック本体とダブルロックユニットを繋ぐコードは扉内に納めましたので、
配線が目に入ることがなくしております。